男性は少しの間、職業訓練のパンフレットなどを手に取ったり、戸惑ったように検索機の方を眺め、結局、求人検索はしないでそのまま帰られました。
想像ですが、あの年齢の方はご本人には転職経験がなく、ハローワークに仕事探しなど来たこともなく、何をして良いのか分からなかったのだと思います。
現役世代ではないお父さんは息子さんの仕事につながるようなコネなどなく(現役でも今はきついですね・・・)、悩み抜かれて、息子さんのために、ご自分がハローワークに来られたのでしょうね。
ハローワークへ息子さんの仕事の相談に行く!この行動を起こすことはどれだけ勇気のいたことでしょう。。。
ハローワークなんて、親として、決して晴れがましい場所ではありません。
いっぱいいっぱいだったのだと思います。
息子さんの代わりに来所というのはどのような事情かは存じませんが、相当に思い詰めての行動だと思われます。
家族が仕事を失うということは、家族の気持ちにも、どれだけ負担を掛けているかと思うと胸が痛みます。
それにしても、ハローワークは、震災による夜間時間短縮が行われたにもかかわらず、時間短縮に伴う人員整理は全く行われていないためか、とても暇そうです。
まさかの予算消化のため?
求人検索をしていても、ハローワーク職員が職員同士雑談をしたり、相談者が帰った後「今の人〜じゃなかった?」「今の人〜って言っていなかった?」などと相談者の噂話に花を咲かせているのが、席によっては良く聞こえます。
相談中に興味のあるネタだと隣の相談員まで入り込んできたこともあります。
ハローワーク職員が、息子さんの仕事を探しに来られたお父さんの相談に乗れないほど忙しいとは思えません。
対応した結果、全く役に立たなくても良いじゃないですか。
それは、いつものことです!!
「本人じゃなければ相談はできない!!」と勿体つけるほど、大層な有り難い内容でもないです。
その場しのぎの話ばかりで・・・。
((= ̄^ ̄=)フンッ
厚生労働省・公共職業安定所について、ネットで調べられる範囲を調べましたが、雇用保険受給は別として、本人以外の相談は対応しないとは、どこにも書かれていていません。
民間企業のサービスを真似た迷惑な名刺配りなど形から入らないで、ニート・ひきこもりや、その親たちの高齢化問題など、世相に配慮した行政サービスに取り組むべきではないでしょうか。